急増する「不登校・長期欠席の子どもたち」支援モデル形成事業
受付中
2024年度通常枠
団体名
株式会社キズキ
公募期間
2025/05/14 (水) ~ 2025/06/09 (月) 17:00
採択予定団体数
全国5団体程度
助成予定期間
2025年9月1日〜2028年2月29日まで
助成予定額
助成期間総額:1団体あたり、3000~3800 万円程度を想定

公募メッセージ
この数年、不登校生が急激に増加しています。最新のデータでは、不登校生(小中高の合計)は前年比で5.5万人ほど増えて約41万人と、過去最大になっています(文科省調査2024)。 子どもたちが自分に合った将来を選択する機会が生まれるのであれば、不登校生は一概に「悪い」ことではありません。しかし問題は、いま国内において、不登校生に「進路を考える機会」を提供する体制が整っていないことです。 そもそも不登校生のうち、約4割は公的機関や民間支援につながれておらず(文科省調査2024)、国内では公教育から外れた途端に、自分の適性や特性に合った個別の進路支援を受ける機会が減ってしまいます。 不登校生が急増する中でこの状況が続いた場合、危惧されるのは未就学・未就労の状況が長期化する若者が大幅に増えることです。 過去の調査(奈良教育研究所2013)では、不登校の生徒の持つ特性や適正をアセスメントして個別に進路の選択肢を提供することで、自尊感情の向上や進路の自己決定など前向きな変化が起きると指摘されています。今後も不登校生の増加が見込まれる今こそ、個別の進路支援を届ける支援モデルの拡大が求められているのではないかと考えます。 そこで本事業では、過去最大のペースで急増する不登校生に対して、個別の適性や特性に合った「多様な進路の選択」を支援する事業に資金的・非資金的支援を行います。 同様の課題をお持ちの団体様は、ぜひ申請をご検討いただけますと幸いです。
公募情報
期待する活動概要
過去最大のペースで急増する不登校生に対して、個別の適性や特性に合った「多様な進路の選択」を支援する取り組み。 本事業期間中に想定する活動は以下の通り。 【主な活動内容】 1. 対象者の適性・特性のアセスメントに基づく、個別の進路情報や相談支援の提供 2. 対象者の進路選択に資する学習支援・居場所支援・体験機会(イベント、大学見学など)等の提供 3. 地域のニーズ調査・分析を踏まえた、現在支援を受けられていない対象者へのアウトリーチ活動 4. 地域の外部機関や関連団体との連携 5. 不登校生への進路支援をできる人材の育成や団体基盤の強化
対象となる団体
中学生・高校生年代を対象とした不登校・長期欠席の生徒への支援*を2年以上行う団体 *学習支援、進学支援・就労支援、居場所提供、カウンセリング・相談等 ※詳細は、公募ページ・公募要領をご覧ください。
公募説明会
5/1に公募説明会、5/13に公募相談会を実施し、終了いたしました。 当日の資料や動画は、Webサイトからご覧ください。 https://fund.readyfor.jp/d_deposits/24_kzk
事業情報
事業種別
2024年度通常枠
事業分類
イノベーション企画支援事業
事業対象地域
全国
社会課題
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
総事業費
¥259,733,263
団体情報
団体名
株式会社キズキ
団体WEBサイト
https://kizuki-corp.com/団体の目的
創業者の原体験をもとに、「何度でもやり直せる社会をつくる」というビジョン、「事業を通じた社会的包摂」というミッションを掲げている。引きこもりや中退の若者がもう一度勉強するための学習支援事業、うつ病や発達障害を抱えた方がもう一度働くための就労支援事業、国や自治体から委託を受けて生活困窮世帯の子ども支援や就労支援を行う公民連携事業、障害者雇用を行う企業向けのコンサルティング事業等を実施。
団体の概要・活動・業務
・不登校・ひきこもりなどの困難を抱える若者向けに個別指導型の学習塾を運営。全国13教室、生徒数1000名、卒業生8000名以上。 ・約50の自治体等から委託された、生活保護世帯・生活困窮世帯等を対象とした学習・生活支援、ひきこもりや障害者への就労支援等を実施。 ・うつや発達障害の方を対象とした就労支援サービス(就労移行支援事業)を全国5拠点に展開。