多様な子どもたちのための持続可能な居場所づくり支援@埼玉県
受付中
2024年度通常枠
団体名
NPO法人新座子育てネットワーク
公募期間
2025/04/24 (木) ~ 2025/05/30 (金) 17:00
採択予定団体数
3
助成予定期間
埼玉県内のこどもの居場所は、700か所以上と増加傾向にありますが、一方でその多くが、居場所ごとの支援の質の差から子どもの様々なニーズに対応できていない「多様性」の問題と、経験・ノウハウ不足、他団体や行政等との連携がないなど「持続可能性」の問題を抱えています。 本事業では、子どもの課題対応型の居場所を県内に育成し、こどもの居場所の多様性と持続可能性を育てることで、子どもが安心して過ごせる居場所を安定的に提供することを目指します。
助成予定額
20,000,000円を上限とする(3年)。実行団体の活動内容により決定する。

公募メッセージ
700カ所を超えた埼玉県内のこどもの居場所。安心してこどもたちが過ごせる居場所の確保は、いまや日本の社会的課題です。 こどもの居場所の「多様性」と「持続可能性」を高め、埼玉県内のこどもの居場所の牽引役となる団体(実行団体)を、休眠預金活用事業の資金分配団体(新座子育てネットワーク)として、約2年半、資金的・非資金的に伴走しながら、育成支援します。 この3年の事業を通じて、私たちは、県内のこどもの居場所の多様性と持続可能性を育て、子どもたちとその保護者が、それぞれのニーズに合った居場所を見つけられる状態を作り出すことを目指します。 支援的には、受益者である子どもとその保護者にとっては、自身の抱える課題に共感的かつ専門的に関わってくれる居場所が身近に存在すること。 実行団体の皆様にとっては、多様な課題に対応できる高い専門性と体制、そして実行団体が地域の子どもの居場所や支援団体・当事者団体と連携して、多様な課題に対応できる相互補完的な体制を構築していること。 そして対象地域全体としては、実行団体が先進事例として、埼玉県のこどもの居場所の質の向上と基盤強化の牽引役になり、地域のこどもの居場所や支援団体・当事者団体との生態系(エコシステム)を構成していることを目指します。 社会課題「こどもの居場所」に挑む、熱意あふれ=実行団体の応募を待ってます。
公募情報
期待する活動概要
本事業では、子どもの課題対応型の居場所を県内に育成し、こどもの居場所の多様性と持続可能性を育てることで、子どもが安心して過ごせる居場所を安定的に提供します。助成・支援する実行団体を通じて、実現したいアウトカム(目指す状態)は、以下①〜⑥のように考えています。 ① 子ども自身が抱える課題に共感的、支援的にかかわる居場所ができる ② 子ども自身が個性を尊重され、伴走されながら育っている(子どもの権利) ③ 課題を抱える子育て家庭が、こどもの居場所によって支援されている ④ 課題を抱える子どもや保護者に対し、適切な情報提供や支援が行われている ⑤ 関係機関、団体(行政、福祉機関、医療機関、NPO等)の参加による連携協議会の設置がされている ⑥ 連携を通じて新たな事業や活動が生まれ、地域社会のニーズに柔軟に対応できるようになる 【アウトカムを達成するために実行団体に期待する活動や姿勢】 ①実行団体の子どもの多様な課題に対する対応能力や専門性を高めるため、資金分配団体から研修等の機会を提供します。(子どもの権利、セーフガーディング等)研修等への参加を必須とします。また、子どもの権利保障に向けて、子どもの権利を実装化するための子どもアドボケイトや子どものための第三者機関などの設置に前向きに取り組むことを期待します。 ②実行団体同士が相互補完的につながることで、より多くの多様な子どもの課題に対応できる仕組みを構築します。実行団体間の連携強化のための定例会や、個別事例の共有などの機会を設けます。他団体との連携構築に高い関心を持つ団体を求めます。 ③3つの実行団体は、埼玉県域における先進事例となり、それぞれが地域の子どもの居場所や支援団体・当事者団体等とネットワークを構築し、各地域で子どもたちを支える生態系(エコシステム)を創り上げていくことを期待します。これらの発展が他の団体を触発し、最終的には子どもたちのニーズに対応できる、より大きい網を埼玉県域全体にかけることを目指します。 ④運営体制の強化のため、実行団体内におけるスタッフの雇用や研修、ボランティアの育成を積極的に行うことを期待します。
対象となる団体
埼玉県内で、何らかの形でこどもの居場所を運営している、またはこれから運営する団体であること。こどもの居場所に関する理解があり、長期的な視点を持ち、持続可能な活動を目指す姿勢があること。 また、以下の点を重視します。 ・本事業のミッションである課題(居場所ごとの支援の質の差から子どもの様々なニーズに対応できていない「多様性」の問題と、経験・ノウハウ不足、他団体や行政等との連携がないなど「持続可能性」の問題)の解決への強い意欲があること ・子どもの権利に対する強い意識があり、子ども自身が抱える課題に共感的、支援的に関わる意志があること ・助成金を適切に管理し、事業を遂行できる組織・運営体制を有していること ・デジタルスキル(ウェブサイト運用、SNS利用、PCによる事務処理能力等)や、こどもの居場所づくりまたは運営の実績があり、地域や各所への発信力と共感づくりに取り組むことができること ・長期的な視点を持ち、持続可能な活動を目指す姿勢があること。また、関係者(他地域の地域ネットワーク団体、行政、社会福祉協議会、企業、住民など)と適切な関係性を持ち、連携・対話を積極的に行えること ・課題を抱える子育て家庭を既に支援している、または接点をもっている
公募説明会
公募説明会は終了しましたが、アーカイブ動画を配信しております。公募ページからご確認ください。
事業情報
事業種別
2024年度通常枠
事業分類
草の根活動支援事業
事業対象地域
埼玉県内の、実行団体が活動する範囲の自治体
社会課題
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
総事業費
¥96,454,347
団体情報
団体名
NPO法人新座子育てネットワーク
団体WEBサイト
https://www.ccn.niiza-ksdt.com/団体の目的
地域の子育て中の家族とそれを支援する地域住民や関係機関、 そして社会に対し、子育て・子育ち環境の向上に資する活動を幅広く行い、社会全体の子育て・家庭教育支援の充実および次世代育成に寄与することを目的とする。近年、こどもの居場所づくり、ひとり親・困窮家庭、孤独孤立対策、地域ICTクラブを始めとするデジタル活用をキーワードに、子ども子育ての現代的課題に果敢に挑戦。今年設立25周年を迎えた。
団体の概要・活動・業務
1999年発足、2003年NPO法人化。児童センター2館の指定管理運営、子育て支援拠点3か所を委託運営。2014年から子どものためのプログラミング活動を開始し、2019年に総務省地域IOT推進事業受託、同年から埼玉県受託事業で、こどもの居場所約600団体以上の開設支援と交付金事業事務局を担う。2020年度休眠預金実行団体。子育てひろば全国連絡会の発足から関わり20年間各地の実践団体を育成。