ケアリーバーに対する食料支援モデル構築事業
受付中
2025年度通常枠
団体名
全国フードバンク推進協議会
公募期間
2025/12/08 (月) ~ 2026/01/09 (金) 18:00
採択予定団体数
4団体
助成予定期間
2026年3月~2029年2月末(予定)
助成予定額
1団体あたり600万/年×3年=1,800万円(上限) 総額7,200万円

公募メッセージ
社会的養護のケアから離れた若者(ケアリーバー)が、施設退所後や里親の元を離れた後に経済的な困窮だけでなく、社会的に孤立し日常生活で困難を抱えています。 本事業では、ケアリーバーが直面する孤独・孤立、生活困窮に関する課題に着目し、フードバンク団体と社会的養護施設等との連携によるケアリーバーに対する食料支援モデルを構築し、構築した支援スキームを全国に普及させることを事業目的として公募いたします。
公募情報
期待する活動概要
本事業では、ケアリーバーが直面する孤独・孤立、生活困窮に関する課題に着目し、フードバンク団体と社会的養護施設等との連携によるケアリーバーに対する食料支援のモデルを構築し、構築した支援スキームを全国に普及させることを事業目的とし、以下の事業に取り組む実行団体に助成します。 また、以下の①、②の事業は実行団体として必ず取り組む必要がある必須事業です。 ※③及び④は必須事業ではありません ③の事業は地域性等の環境により状況が異なるため必須ではないものの、強く推奨する事業です。 ④の事業は既に十分な食品取扱重量がある団体の場合は必須ではありませんが、現状の取扱重量が少ない場合には取り組んでいただくことを推奨する事業です。 【必須事業】 ① ケアリーバーの早期把握と孤独・孤立防止のため、食料支援と相談支援、見守り等を行う関係機関・団体との連携体制の構築(行政、社会的養護施設、里親等) ② ケアリーバーへ食料支援 【推奨事業】 ③ 里親世帯に対する食料支援 ④ 支援に必要な食品を確保するための取り組み
対象となる団体
フードバンク団体
公募説明会
公募説明会を2025年12月12日(金)10:30~12:00にオンラインにて開催いたします。 お申込みフォーム:https://forms.gle/tbgLyFkHQjPoxBA7A ※お申込み締切:2025年12月11日(木)12:00 ※公募説明会動画を希望される方もこちらの申込みフォームよりお願いいたします。
事業情報
事業種別
2025年度通常枠
事業分類
草の根活動支援事業
事業対象地域
社会課題
これまでは、社会的養護施設などで暮らせる年齢を原則18歳(大学などに進学した場合は22歳)までと定められていましたが、社会的養護のケアを離れた若者(ケアリーバー)が抱える課題を背景に、2024年に改正児童福祉法が施行され、年齢制限が撤廃されるなど社会的な関心が高まっています。また、年齢制限の撤廃に伴い支援対象者が拡大しています。併せて、自治体委託の新たな事業が拡大し支援団体数も増加しており、例えば全国自立援助ホーム協議会の会員団体も5年前の2倍以上に増加しています。 一方で、毎年約4,000人が施設を離れ、就職や大学へ進学しているものの、頼れる大人が身近にいないため、生活苦に陥ったり、離職や退学に追い込まれたりするなど、経済的な困窮だけでなく、社会的に孤立するなど日常生活で困難を抱えるケースが多くなっています。 また、厚生労働省が令和2年度にケアリーバーの実態を把握するために実施した全国調査によると、児童養護施設や里親の元から離れた子ども・若者のうち、51.7%がひとり暮らしをしており、月々の収支バランスが「支出のほうが多い(赤字)」と回答した割合が22.9%でした。また、「今後利用してみたいサポートやサービス」では、「金銭面に関する支援」が29.0%で最も高く、次いで「住居や食料に関する支援」が26.7%という結果になっており、食料支援のニーズも高いことが明らかになっています。 ケアリーバーが施設等を退所した後も安心して生活できる社会を実現するには、ケアリーバーのライフステージに応じて切れ目なく支え、孤独・孤立を防ぐために繋がりを維持する仕組みを確立する必要があります。そのためにはフードバンク団体と社会的養護施設(児童養護施設、自立援助ホーム、ファミリーホーム等)や里親、その他ケアリーバーを支援する行政機関とのさらなる連携体制の構築が急務となっています。
直接的対象グループ
フードバンク団体
人数
フードバンク4団体×2名(実務担当スタッフへの技術的な支援)
団体情報
団体名
全国フードバンク推進協議会
団体WEBサイト
https://www.fb-kyougikai.net/団体の目的
弊会は、全国各地のフードバンク団体の活動支援や、フードバンク団体の新規立ち上げ支援、政策提言活動をおこない、国内フードバンク活動を普及推進することにより、食品ロス削減、貧困問題の解決に寄与することを活動目的としています。 また、国内フードバンク活動の推進を通して、日本国内に食のセーフティネットを形成することにより、明日の食事に困る人のいない社会の構築を目指しています。
団体の概要・活動・業務
弊会では、国内で活動を行う280以上のフードバンク団体の活動を推進するために以下の事業に取り組んでいます。 ①フードバンク活動の推進に必要な情報収集・調査研究・政策提言活動 ②フードバンク活動の認知度や信頼性を高めるための広報活動 ③フードバンク団体の基盤強化のための研修会の開催、コンサルティング、新設団体の立ち上げ支援 ④食品や活動資金等、フードバンク活動の推進に必要な資源の分配を企業からの寄贈品や助成金を元に実施